次はいよいよ面談の内容というところで小休止。
クルーズ旅行の目的のひとつ、というよりこだわり?である着物について。
着物に興味関心が出てきたのは、いつからだったかハッキリとは思い出せない。
実家の近所に颯爽と着物を着こなし自転車に乗って出かける、品と楽しさを兼ね備えた(ように私には見えていた)素敵な奥様がいた。いろいろ教えてもらったり、一緒にお花を生けて遊んだり煎茶道の体験をさせていただいたり、実家にいる頃はちょこちょこ遊んで頂いていた。今でも実家に帰るとご挨拶に行って、お話をしたりする。身近で着物のといえば、その方のイメージが大きい。
中学ぐらいの頃に着物の生地でAラインのドレスを作るデザイナーになっている妄想をしていたことはある。
黒地で裾に撫子の花が染めで訪問着の前身頃のように柄が入ったような…カラーバリエーションで和の赤地バージョンも…
その他は特にデザインは浮かばず。しかも裁縫は不器用なので妄想止まり。(母が器用過ぎて、、、身近に器用な人がいると断念しがち。)
その後は、学生の頃に自分で購入できる額の洗える着物二枚と半幅帯一本を買った。
その頃は市田ひろみさんの着付けDVDを母が持っていた為、少し練習したが華奢な体型で補正をうまく出来ず続かなかった。
その後は年賀状用の写真で着物を着たり、成人式での振袖程度。成人式の振袖はレンタルだったが、すごく気に入ったデザインだったので今でも買い取らなかったことをものすごく後悔している。選びに行った際、色々着たもののしっくりくるものがいまいち無く、最後の方に出してきてくださった着物を見た瞬間一目惚れし即決したように記憶している。
自分のあつらえの浴衣が欲しくて初めて反物からあつらえた。特につくった時は着る予定が決まっていたわけではないが、絞りの桔梗の柄の浴衣を購入。浴衣は着付けの難易度が低いかと。ほぼ七夕ライブ用となる。夏祭りにはほぼ行かない…
2017年4月着物をリメイクして洋服を作る作家さんの作品に出会う。一週間ごとに変更しているギャラリーの前を通りがかった時にたまたまその方が展示している期間で、外に飾ってあったトルソーのワンピースに一目惚れした。子ども用の着物(七五三用?)をリメイクしたものだった為、柄も色彩豊かで可愛いものだった。それを見て吸い込まれるようにギャラリーへ。実はその時は既にギャラリーの営業は終了していたものの、そこのお客さんや作家さんが懇親会?的なものをしており営業中と勘違いした私は普通に扉を開けて「服を見たいのですが…見せてください!」と見せてもらいました。というか片っ端から着まくってファッションショー状態。サイズが合わないものは泣く泣く断念したが、作家さんもいらっしゃったので色んな着方やサイズの修正ができるものは対応してもらえることに。即購入。だいぶ絞り込んでワンピースとセットアップを。
着物リメイクの洋服を作る作家さんは色々いらっしゃるのですが、簡単に作ろう感が出ているデザインが多く言葉を選ばずにいうと野暮ったい。しかし、その作家さんの作品は柄を余すことなく活かし柄合わせも丁寧でシルエットも美しく私が中学時代に妄想していたものに近いもの、それを上回るものが大半を占める。また、作家さんの人柄も作品作りを楽しんでいることをこちらが感じ取れる方で、お話を聞くだけでワクワクするのです。そこから毎度展示会に駆けつけて購入しています。
補正も必要なく気楽に着られて、物によってはフォーマルにも。洗う時だけ少し気をつけなければ…
ちなみに最近では作家さんのお宅にもお邪魔するほど仲良くしていただいています。
着物沼まで書ききれず、、、、続きはまた。
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